YG性格検査は心理学的根拠に基づいた信頼性の高い性格検査です。人材の適材適所のための活用方法をご紹介します。

時代が求める人材像とは

「時代が求める人材像」は、
 (1) 挑戦
 (2) 主体性
 (3) グローバル  の3つだ。
と2012年8月26日の産経新聞の1面に記事が出ていました。
「若者の内向き志向」が指摘され、次代を担う人材の育成に対する不安の声が高まっていることを踏まえ、産経新聞社と駿河台教育研究所が企業と大学を対象に調査を実施しました。
その結果は主体性があり、挑戦する若者だそうです。

「挑戦」と「主体性」

YG性格検査の検査結果から適性診断を行っていますと「あなたの改善課題」のコメントとして一番多く使っているキーワードが、この「挑戦」と「主体性」です。
YG性格検査の診断では、YG性格検査の採点結果からプロフィール表を作ります。
プロフィール表の1本の線が折れ曲がったパターンの線図を描き、その人の人物像を描き出します。
依頼が最も多い20歳代の方々の検査結果から、浮かび上がってくる人物は約85%が優しく、おとなしい、やや弱気な人物像です。
大半は企業の診断依頼ですが、専門学校や大学などから100人単位で診断依頼がある場合も、若い人の人物像は「受身」で依存的です。
主体性・積極性の人は10%余りでしょうか。
元気を付けて前向きになっていただくために診断書(アドバイスシート)には、「あなたの長所」欄を設けています。
また、その隣の欄に「あなたの改善課題」を設けています。
その言葉は、「高い目標を立て挑戦してください」、「主体性を発揮するようにしてください」という表現になることが多くあります。
産経新聞の「若者よ、失敗を恐れずに挑戦を」という記事を読みながらYG性格検査の結果と符号することに教育・セミナーのあり方、人材育成について反省させられます。
(2017年12月27日)

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書籍「YGテスト入門」
で詳しく解説しています。