YG性格検査は心理学的根拠に基づいた信頼性の高い性格検査です。人材の適材適所のための活用方法をご紹介します。

YG性格検査を利用して社員の意欲を高める

YG性格検査によるYG診断をしていますと最近は、意欲性(主体性)が弱い(因子Agの点が低い)人が多くいます。
この人たちは長所的に見ると「人に優しい」「温順」です。
短所的に見ると、問題意識が薄く、明確な目標の意識が低いことを示します。
このような人には、目標設定の支援をします。
目標設定には、仕事に関することに限りません。
人生の目標、スポーツ、趣味の世界など、プライベートに関することでも構いません。
自らの意欲で高い目標を立て、挑戦することを勧めます。
目標値は、努力して達成できる高い目標値を設定するように指導してください。
弊社の「スキルアップ社員研修」では研修の初めに受講者に「ビジョン(夢)と目標について」考えてもらいます。
その時に紹介する格言があります。
 「人は心の中で密かに考えたとおりの人間になる」
この格言は1人の人間の人生のあり方だけではなく、人生のあらゆる場面や状況にも 広く当てはまる言葉です。
書籍:ジェームス・アレンの法則-人は文字通り「考えた」とおりの人間になります。-
(ピーター・セツ訳,イーハトーウフロンティア刊 より)

目標ができると仕事にも意欲が出てきます。

YG性格検査で変化を確認する

上司からの動機付け、本人の意識、努力によって行動特性は変化します。
YG性格検査は、2年位の間隔で再テストすると、本人の努力と指導の成果を確認できます。
主観的、非協調性、非社交性などの因子は変わりませんが、情緒性や行動特性は変化が出てきます。

これまでの事例では、営業担当者で24~31 歳の人たちが、因子Ag(攻撃性・意欲性)が標準点3ゾーンから4ゾーンへ変化しました。
また、因子G(活動性)も標準点3~4ゾーンから5ゾーンへ変化していました。

YG性格検査を利用することによって、社員を育成し、結果、企業の成長へとつながります。
管理者はスタッフをよく観察し、目標達成へ支援してください。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

次のページへ


書籍「YGテスト入門」
で詳しく解説しています。