YG性格検査は心理学的根拠に基づいた信頼性の高い性格検査です。人材の適材適所のための活用方法をご紹介します。

YG性格検査でその人の情緒を測定することができます

YG性格検査は人の性格特性を12 の尺度(因子)から測定し、その尺度(因子)の強弱の程度を検査結果にわかりやすく表現します。
それを表したのがプロフィール表です。
また、この12の尺度(因子)は下記4つ側面に分けられます。
  • 情緒特性
  • 人間関係特性
  • 行動特性
  • 知的活動特性
この4つの側面ごとにその人を見ることによって、性格特性が浮かび上がってきます。

情緒特性

情緒特性は後天的に変化し、精神的な衝突でも変化が起こる性格の特性です。YG性格検査を利用すれば、被検査者の現在の情緒を測定することができます。

因子D,C,I,Nを1つのグループとして見ることで情緒特性が読み取れます。
因子D,C,I,Nの点数がそれぞれ低い、つまりプロフィール表の左側寄りに集まっていると
  • 顔が明るい
  • 冷静
  • 自信がある
  • 落ち着いている

情緒安定傾向にあることがわかります。ただ、低すぎると冷淡、無神経、自信過剰と温かみがありません。
顔の表情にも表れています。

因子D,C,I,Nの点数が高いと
  • 憂うつ
  • 感情的
  • 自信なさ
  • 神経過敏
と情緒不安定傾向にあります。4つの因子すべてが高い点、つまりプロフィール表が右側に集まると情緒不安定を超えて自己を失い虚脱感があることを現しています。

1つの因子だけが突出して高い場合、例えば因子Nだけ得点が高いと、神経質的傾向を強く示します。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

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書籍「YGテスト入門」
で詳しく解説しています。

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