社員を育成するためにYG性格検査を活用する

社員を育成するためにどのようなことをされているでしょうか。
多くの企業では、定期的に職場ごとの研修、職級別のステップアップ研修など集合型の研修制度を用いていらっしゃるでしょう。
組織全体の意識を高めるため、企業の理念、目標を浸透させるには集合型研修は効果があります。

それとは別に、現代社会においては、個別対応の細やかで適切な指導も必要とされてきており、 ここ最近では、YG性格検査を採用に活用するだけでなく、社員の育成に利用されておられる企業が増えてきています。
YG性格検査は個人の性格特性を客観的に明らかにするため、育成される社員と指導者が同じ問題意識をもつことができます。

多くの人は自分の性格特性を理解していません。
そのため、YG性格検査などの客観的な診断を用いることによって、育成される側と指導者側がコミュニケーションを取りながら進めていくことができます。
個別対応の細やかで適切な育成は、社員一人一人の目標が明確になり、やる気を出して仕事だけでなく生活全体において、成長するきっかけとなります。

社員の個性を大切にし、良いところを伸ばすことによる動機付けは、上司への信頼感も増します。
信頼感ができたところで、短所、課題について解決していく指導ができます。
性格検査といえば単に機械的に人を分析し、型を決めつけてしまうように思われがちですが、正しい用い方をすれば、社員も企業も双方に利益をもたらします。

人を観察する

以前、このブログの「理想となる社員像をつくること」でも触れましたように、人事・教育に携わる方には、社員をもっと観察してもらいたいと思います。
採用した人材が描いていたような人だったのか、また、配置換えをした社員の様子、教育を受けた後の様子など、その方が活き活きと働くことができているか、よく観察します。
親なら子どもの成長を見守り、常に気をかけ、必要な教育を与えるでしょう。
私にも子どもが2人おります。
上の娘はYG性格検査の型でいえばC型の平穏型になるでしょうか。
物静かで内向的な性格、なかなか自ら動くことがありません。
電話が鳴ってもインターホンが鳴っても出ません。
人と接することを好まないこともありますが、何よりも1つのことに集中していて気づかないようです。
周りがどんなに騒がしくても勉強に集中でき、ノートも丁寧にまとめてあり、友人によく貸してほしいと頼まれるそうです。
最近になって、前々から気になっていた知能検査をしてみたところ、IQ=130台でした。
人並み以上の努力もすれば難関大学も合格圏内です。
確かに今まで必至になって勉強をしている様子もなく、ちょっと勉強するだけで暗記することができるようで、難なく今の成績を得て、大好きな読書に没頭しているようです。
この子の将来を考えると、人と接するサービス職やまわりを気遣うようなサポート的な仕事には向かないでしょう。
1つのことに深く入り込む仕事が向いているようです。
進路を決めるのは本人ですが、機会を見て、自分の内にある能力に気づくようなアドバイスをしたいと考えています。
口出し過ぎれば、煙たがられますからね。

このように我が子のことなら、先のことを心配し、あらゆる情報を得たいと思うのが親の心理です。
それと同じように人事の方には、社員のことに常に関心を持ち、影ながら見守り、成長を観察することをお勧めします。
まずは身近な人から観察を始めることをお勧めします。
そうして、人の心理の理解を深め、これから採用する人を見る目を養うことにつながっていきます。

YG性格検査は人材育成のツールです

自己を知る

人は自己を理解していると思いがちですが、理解できていない所も多くあります。
YG性格検査を利用することで、自身の内面を鏡に写すように見ることができます。
社員の育成のためにYG性格検査を実施することは、社員自身にとって自己理解と自己受容の機会となります。

コミュニケーションが円滑になる

職場では、

  • 上司との関係
  • 部下との関係
  • 同僚との関係
  • 取引先との関係

など、神経を使うことが日常に多くあります。
そのため人間関係が上手くいかないとストレスとなります。
また、自分自身が周囲のストレスの原因になっていることもあります。
YG性格検査を実施すると、生まれながら持っている個性と成長過程で身に付いた行動特性が明らかになります。
性格には遺伝的な変えられない性向、親の影響、育った環境により形成された行動特性もあります。
自分の性向を知っていれば、人は自分自身をコントロールすることができます。
少しずつでも改善していくことができます。
これが人としての成長です。
自己を知り、人格形成、品性を磨くことで、相互理解が生まれ、良いコミュニケーションにつながります。

部下指導・社員の成長は会社の成長

経営改善には社員の意識改革も欠かせません。
社員一人一人にYG性格検査を実施し、長所を確認すること、短所を説明することをお薦めします。

短所については、例えば「目標意識が薄い」とか「衝動的で無計画である」ということをきちんと説明し、その改善方向を話してフォローアップをします。
上司の見解で長所や短所を指摘するより、YG性格検査というツールを用いることによって事実が客観的となり、部下も真剣に受け止めます。

このように上司がYG性格検査を用いてアドバイスをしている企業は社員がリーダーとして育ち、業績を上げています。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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上司がE型社員の長所を伸ばした事例

社員の性格は様々ですが、5つの性格パターン(A・B・C・D・E)があります。
その中のE型は情緒不安定の上に、消極性・非社交性で人材としては敬遠されてきました。
しかし、E型はユニークで創造性を秘めている人たちです。
そこで異色型・寡黙の人と名付けました。
このように長所を見つけて能力を引き出すのは上司の役割です。

ある流通業のコンサルティングを始めた時、管理職およそ20名のYG性格検査を施行しました。
驚いたことに総務経理部長AさんはE型でした。
部長らしい素振りが全くない姿勢の低い人で、「人の上に立つのは苦手、人前で話すのは嫌いだ」と謙虚におっしゃいました。
しかし、発想は豊かで人事政策を無理強いせずに実行してしまう人で、社員からは好感を持たれる人柄でした。
Aさんの誠実な性格、これと思うことを自分でやり遂げる信念に、目を留めて引き上げたのは社長でした。

社員は各々長所を持っており、その長所が伸びていくときに弱点も小さくなっていきます。
大事なことは本人を動機づけることです。
この会社の経営者は一人一人の個性の良さを伸ばす、発揮させるというヒューマン・スキルで管理職を育てられていました。
そのように育てられた管理職の方々も業務達成には厳しいが、おおらかな人達で、部下のその人らしさを大切にし、上手に引き出し、やる気に点火していました。
YG性格検査はその人らしさを知るためのツールです。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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