すぐできる採用基準のつくり方

これからの人材採用には採用基準が必要です。
応募者の中から良い人を採用するのではなく、自社の採用基準をクリアしている人を採用する必要があります。
ではどのようにして、採用基準をつくったらよいのでしょうか。

1.求める人物像をえがくこと

職種ごとに必要とするまたは不必要な技術、性格、特性を書き出します。

例えば 医療機械メーカーA社の営業担当者の理想像をあげれば、
計画性・積極性・行動力・協調性・客観性・明朗さを兼揃えた人

電子部品メーカーB社の製造担当者の理想像をあげれば、
行動力・冷静さ・慎重さ・柔軟性を兼揃えた人

専門クリニックC病院の受付担当者の理想像をあげれば、
明るさ・正確性・柔軟性・協調性・客観性を兼揃えた人

といったように自社の求める人物像をイメージしてください。

2.現在の社員から理想像をつかむ

どこの会社でも優秀な社員がいます。また、それとは逆にもっと成長して欲しい社員もいるでしょう。
優秀な社員はどのような特性をもっているのか、YG性格検査を利用して優秀な社員の適性、共通点を洗い出すことで採用基準がみえてきます。
また、自社の組織風土にあう人がみえてきます。
このように社員の共通点を導くにも、その採用基準に応募者を照らし合わせるにも、人を客観的な視点で見極めることが欠かせません。
その測定のツールとして、客観的に12の視点から測定できるYG性格検査を適性検査として利用されることをおすすめいたします。

みんなが嫌がる仕事を引き受けてくれる人

ある中小企業から採用のためにYG性格検査の診断の依頼を受けました。
診断の結果はYG性格検査のC型【平穏型】に当てはまる人でした。

平穏型とは温順寡黙の人

穏やかで情緒が安定していて
順応性や客観性、堅実性が高く
正確性が求められる仕事に適しています。

内向的な性格で活動は受動的で控えめ特徴をもっています。
一言で平穏型と申しても、いろいろ人がいます。

この人の場合は 客観性があり、誰に対しても分け隔て無く協調的に接することはできますが、社交性が弱く、人の上に立ちたくない思いがあります。
また、仕事への取組みは消極的・依存的で自発性に乏しく、決断力にも欠けていて、妥協しやすく、周りに順応した考えをする人です。

そのため、YG性格検査の結果からは、採用はあまりお薦めしないと社長さんに伝えたところ、
「そんな人を探していた。作業工程にどうしても、みんなが嫌がるきつい仕事があって、なり手がなかったから、いい人材が見つかった。」 と喜んでおられました。

確かに この人は、繰り返し作業、業務職に向いていて、 文句も言わずに黙々と働くタイプです。
最近、学生たちが「ブラック企業」と呼んでいる会社に 就職してしまったら、過労死してしまうかもしれません。
もちろんこの中小企業は社長さんの人情も厚く、社員一人一人を気にかけておられてますから、きっとフォローもされておられることでしょう。
つくづく、企業はいろんなタイプの人で成り立っていることを感じました。

人材の採用にはまず、理想となる社員像をつくることが大事です

今の社員から理想像をつかむ

優秀な社員はどのような特性をもっているのでしょうか。
観察していれば、いくつか特性がみえてきますが、データを集めるとなると客観的な判定が必要です。
そこでYG性格検査を使ってみていきましょう。
YG性格検査は30分足らずの検査時間、手元で判定できる性格検査です。
1件当たりの費用もわずか231円(税別)です。詳しくはこちらをご覧ください。
YG性格検査で何がわかる

YG性格検査を使って、営業成績をあげている人を判定した事例です。

pro_ag0

YG性格検査を行うとその結果から上記のようなプロフィール図(グラフ)をえがくことができます。
まず、上段に注目してください。情緒面がわかります。
この方は中央やや左よりに集まっていることから、楽天的で明るく冷静で、自信もある情緒の安定した人だとわかります。
下段をみるとこの方の行動性格がわかります。中央右よりに集まっています。
勝ち気で負けず嫌いで他の人の協力を仰ごうとしない所もありますが、意欲的・主体的で、行動が活発で決断も速いと仕事のできる三拍子が揃っています。
また、熟慮的な行動も取ります。やや空想的・感情的なところもあります。
協調性が弱い自己中心的な方ですから、営業リーダーになってもらうには育成が必要でしょう。
このようにして、優秀な社員のデータを集めていくと、自社に必要とする人材を描いていくことができます。

営業職向きの人かどうかはYG性格検査でわかります

YG性格検査の検査結果から最も明確にわかるのは営業職向きの人です。
業績の上げられるかどうかは、100%近い割合でわかります。
これはYG性格検査を実施したプロフィール表(グラフ)から読み取ることができます。
営業職はD型典型の人であることが好ましいのですがそれだけでは大まかすぎます。
さらに12の尺度、プロフィール表の1つ1つの座標位置から読み取ります。
つまり、D型だから営業職向きというわけではありません。

まずは情緒が安定しているかを見ます。
YG性格検査のプロフィール表の上から4つは情緒特性を表す因子D,C,I,Nです。
この座標が左寄り(2~3ゾーン)に集まっていること、
さらにD,C,I,Nの微妙なバランスもあります。
この4つの座標の位置関係も見ます。
graph01(上からD,C,I,N)
4つの内、CとNが右に寄っているかです。
つまり、Cが左に寄りすぎると冷静過ぎて、営業に必要な人情味が薄れますし、Nも落ち着きを過ぎて無神経、鈍感さが出てきます。
(詳しくはYGテスト入門の4つの性格特性に掲載)

次にYG性格検査のプロフィール表の下段にある行動特性を表すAg,G,R,Tを見てみましょう。
graph02(上からAg,G,R,T)
この4つが右寄り(4~5ゾーン)にあること、さらに4つの位置関係を見てみますと G,R,Tの座標の位置関係がG>R>Tであることが最も望ましいでしょう。
それは計画性を判断するのにGを基点に見るからです。
この並びの人は熟慮型を表します。
行動力を示すGの座標が5のゾーンであれば、なお望ましいでしょう。
(詳しくはYGテスト入門 の4つの特性、応用編:適材適所の営業職の項に掲載)

 

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時代が求める人材像とは

「時代が求める人材像」は、
(1)挑戦
(2)主体性
(3)グローバル
の3つだ。」
と2012年8月26日の産経新聞の1面に記事が出ていました。
「若者の内向き志向」が指摘され、次代を担う人材の育成に対する不安の声が高まっていることを踏まえ、産経新聞社と駿河台教育研究所が企業と大学を対象に調査を実施しました。
その結果は主体性があり、挑戦する若者だそうです。

「挑戦」と「主体性」

YG性格検査の検査結果から適性診断を行っていますと「あなたの改善課題」のコメントとして一番多く使っているキーワードが、この「挑戦」と「主体性」です。
YG性格検査の診断では、YG性格検査の採点結果からプロフィール表を作ります。
プロフィール表の1本の線が折れ曲がったパターンの線図を描き、その人の人物像を描き出します。
依頼が最も多い20歳代の方々の検査結果から、浮かび上がってくる人物は約85%が優しく、おとなしい、やや弱気な人物像です。
大半は企業の診断依頼ですが、専門学校や大学などから100人単位で診断依頼がある場合も、若い人の人物像は「受身」で依存的です。
主体性・積極性の人は10%余りでしょうか。

元気を付けていただくために診断書には、「あなたの長所」欄を設けています。
その隣の欄に「あなたの改善課題」を書き入れます。
その言葉は、「高い目標を立て挑戦してください」、「主体性を発揮するようにしてください」という表現になることが多くあります。

産経新聞の「若者よ、失敗を恐れずに挑戦を」という記事を読みながらYG性格検査の結果と符号することに教育・セミナーのあり方、人材育成について反省させられます。(好)

総務・経理に向く人材とは

企業・組織では、総務・経理の部署は、「センター」と言われます。
この総務・経理の部署が

  • しっかりと落ち着いて業務が行われている
  • 会社の資本が守られている
  • 良い人材が確保されている

という状態であれば、中心の核が安定しており、会社に心配がなく、営業部門、生産部門、開発部門が安心して企業の機能を発揮できることにつながります。
総務は、会社の顔です。
総務をみれば、どのような会社か、組織風土が読み取れます。

 

経理は、会社の土台です。

  • 緻密に間違いなく資産・資本が管理されることが求められます。
  • 企業の優劣を決めるのは企業規模ではなく、資本利益率です。
  • 会社の効率を診るには、資本回転率です。
  • 資本が1年間に何回転しているか判定します。

企業は、総務・経理の部署に配属する人を多数の中から厳選して1人を選び出すぐらいに慎重さが必要です。

  • 会社の内部データを護る人
  • 約束を厳守する人
  • 自己の利益を優先しない人
  • 信頼のできる誠実な人
  • 知恵のある人
  • 思慮深い人
  • どちらかというと地味な人

等々を見ることでしょう。

YG性格検査の5つのタイプからはA型(平均型・中庸の人)が総務・経理職に最も当てはまります。

 

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接客サービス職に向く人材

接客サービス職に向く人とはこんな特徴がある人でしょう。

  • 明るい人
  • 笑顔の人
  • 人に関心がある
  • 先入観がない
  • 誰とでもオープン
  • 付き合い上手
  • 慌てず対応できる
  • 機転が利く

このような人はYG性格検査の型判定から、D型・D準型・C準型に多く見られますが、プロフィール図から12因子の位置関係でもっと的確に下記のことがわかります。

 性格特徴 因子
楽天的で明るい人
情緒が落ち着いて安定 D・C・I・N
客観性がある人
気配りができる人
誰とでもオープン Co
社交性がある人
行動的な人 Ag・G
決断力がある人
機転が利く人 R・T・G
  • 接客サービス職については「YGテスト入門」の第2部 適材適所に掲載しています

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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技術職に向く人

技術職はその職種によって好ましいタイプが違います。

例えば、毎日変わらずコツコツと安定した技能が求められる仕事は情緒が安定したC型が向いているでしょう。

一方、開発系の技術職には情緒不安定で思い込みが強いE型の人が多く、創造性豊かな才能を発揮しています。

技術職はYG性格検査の型判定から、C型、E型に多く見られますが、どちらのタイプでも細かいことを忍耐強く、黙々と根を詰めて作業できる人、物事を深く考え探求できる人に適性があります。これらのことは、12因子のプロフィール図の位置関係でもっと的確にわかります。

特に物事を深く探求できる人はT因子が2ゾーンにある人です。

 性格特徴 因子
物事を深く考える人 G・R・T
物事を探求できる人
ある程度主観性のある人
まわりのことに構わず熱中する人 Co
寡黙な人 S・A
慎重な人
温厚な人 Ag
情緒安定性 D・C・I・N
  •  技術職の判定については「YGテスト入門」の第2部 適材適所に掲載しています

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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現場リーダーはこんな人が望ましい

現場リーダー、班長には安定した積極型の人が好ましいです。

さらに

  • 利己的でなくまわりから人望がある
  • 面倒を見る
  • 人情味のある
  • 楽天的で明るい
  • 情緒が安定している
  • 技能力がある
  • 行動力がある

たとえ、技能が高く、優れていてもリーダー性の弱い人は避けるべきです。

現場リーダーはYG性格検査の型判定から、D型、C型の人が望ましいでしょう。

ですが、型判定だけで決めるのは大ざっぱ過ぎます。
12因子のプロフィール図の位置関係をみればもっと的確にわかります。

 

 性格特徴 因子
人望がある Ag
行動力のある人
計画性がある人
チームワークができる人 Co
客観的に見ることができる
気配りができる
情緒安定性 D・C・I・N
  • 現場リーダー(現場監督者)の判定については「YGテスト入門」の第2部 適材適所に掲載しています

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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現場作業職に向く人

現場での作業に従事するのに好ましいタイプはC型=平穏型 温順寡黙の人です。

作業職に好ましい特徴は

  • 情緒安定
  • コツコツと真面目
  • 動作がキビキビとしている
  • おとなしい人
  • まわりに合わせる
  • 気安さがある

現場のチームワークを乱さず、黙々と仕事をする人です。

生産技術的な一人仕事であれば、チームワークには不向きなB型の人もいいでしょう。

12因子のプロフィール図の位置関係をみれば、これらのことがわかります。

 性格特徴 因子
おとなしい Ag
仕事が早い
自ら改善の工夫をする R・T
チームワークができる Co
仕事に打ち込む A・S
情緒安定性 D・C・I・N

また、作業職だけでなく、事務職、業務職、オペレーターなどの職種にも同じタイプの人がむいています。

 ※現場作業職の判定については「YGテスト入門」の第2部 適材適所に掲載しています

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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