性格は本人の気づきで変えられる

人を活かす現場、人を育てる職場、人を成長させる会社にしたい。
そのためには、社員の性格特性をよく知ることです。
表面に見えている印象だけではなく、心理的に見ることにより、的確な育成をすることができます。
YG性格検査は、人の性格特性をA~Eの5つの系統に、さらに15 のタイプ(型)に類別します。
YG性格検査を利用すると社員の性格特性を容易に把握することができます。

社員の性格特性を知った上で観察することが大事です。
観察することによって本人を片寄り見ることなく、愛情をもって力量をアップさせる指導ができます。

YG性格検査は、2年位の間隔で再テストすると、本人の努力と指導の成果を確認できます。
主観的、非協調性、非社交性などの因子は変わりませんが、情緒性や行動特性は変化が出てきます。

これまでの事例では、営業担当者で24~31 歳の人は、因子Ag(攻撃性・意欲性)が標準点3ゾーンから4ゾーンへ変化しました。
因子G(活動性)は標準点3~4ゾーンから5ゾーンへ変化していました。
上司からの動機付け、本人の意識、努力によって行動特性は変化します。

YG性格検査を利用することによって、社員を育成し、結果、企業の成長へとつながります。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

YG性格検査で営業社員の育成をした事例

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YG性格検査を利用して社員の意欲を高めることができます

YG性格検査によるYG診断をしています。
最近のYG診断の分析をすると、意欲性(主体性)が弱い(因子Agの点が低い)人が多くいます。
この人たちは長所的に見ると「人に優しい」「温順」です。
短所的に見ると、問題意識が薄く、明確な目標の意識が低いことを示します。

このような人には、目標設定の支援をします。
目標設定には、仕事に関することに限りません。
人生の目標、スポーツ、趣味の世界など、プライベートに関することでも構いません。
自らの意欲で高い目標を立て、挑戦することを勧めます。
目標値は、努力して達成できる高い目標値を設定するように指導してください。

弊社の「スキルアップ社員研修」では研修の初めに受講者に「ビジョン(夢)と目標について」考えてもらいます。
その時に紹介する格言があります。

「人は心の中で密かに考えたとおりの人間になる」
という格言は1人の人間の人生のあり方だけではなく、人生のあらゆる場面や状況にも 広く当てはまる言葉です。
人は文字通り「考えた」とおりの人間になります。
(ジェームス・アレンの法則)
ピーター・セツ訳,イーハトーウフロンティア刊より

目標ができると仕事にも意欲が出てきます。
管理者はスタッフをよく観察し、目標達成へ支援してください。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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YG性格検査を利用して仕事の成果をあげる

YG性格検査からは行動力のある人、ない人がわかります。

行動が不活発な(因子Gの点が低い)人は、仕事の成果を期待しにくい。
行動不活発な人は、自らの行動を活発にすることは難しいので、動作がキビキビするように、動作の俊敏さを指導する必要があります。

行動の活発化のためには、どうすればよいか。

  1. 作業や業務の処理は、いつまでにという時間・期日を決めさせる
  2. 今日の仕事は、明日に延ばさないようにさせる
  3. 着手を早くさせる
    例えば

    • すぐに、椅子を立つ
    • すぐに、ペンをとり最初の一行を書く
    • すぐに、入力を始める

それと、同時に、行動力の因子Gは、意欲性の因子Agより右寄りで点が高くなければなりません。
(Ag<G)
因子Gが因子Agより低い場合、思いは強くても行動を伴わないからです。

また、因子Nの点が高い場合は些細なことが気に掛かって、行動が遅くなりがちです。

YG性格検査のプロフィール表とその人を観察することから、適切な指導ができるようになります。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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よく考え行動する人を育成する

YG性格検査からはその人の思考と行動がわかります。
思考と行動の特性を見ること(因子G,R,T)で、計画性や行動パターンがわかります。

  • 熟慮的な人
    分析ができ、計画性がある
  • 衝動的な人
    考えが浅く計画なしに思いつきの行動
  • 果断的な人
    思い切りのよい決断と行動
  • 順応的な人
    周囲の計画や流れに合わせた行動

特に衝動的な人には熟慮的に変わっていくように指導します。

  1. 行動力をつける
    指導方法は、行動性の活発化にならってください。
  2. 書く力を養う
    特に因子Tの点が高い(思考外向性)場合は、考えが浅く、思慮が不足しています。
    専門本、歴史本をじっくりと読ませ、考えさせ、その要点をまとめ、書かせるように指導します。
    書くことで思考力がついていきます。思考と行動の特性は型判定(A型B型C型D型E型)だけではわかりません。
    管理者型と言われるD型のタイプにも衝動的な人がいます。
    型判定だけでは決めつけず、プロフィール図から因子の位置関係を確認してください。
    (長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

     

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情緒不安定で独善的な人への指導方法について

YG性格検査を利用して社員の育成ができます。
YG性格検査の結果、情緒不安定な人、独善的な人への指導には特に注意を払う必要があります。

指導のポイントは「自己を知る」です。
自己理解を深めるように導きます。
因子Cの点が高い人は激情的になりやすい。
因子Nの点が高い人は神経過敏で、精神的な不安定さを招きやすい。
こうした自己の情緒を受容することで、自分自信でコントロールができるようになります。
どんな状況においても安定的な精神状態を保つことができるようにしていくことが指導の目標です。

因子Oの点が高い人は主観的です。
空想的で自己の世界に入り込んだ見方をするので、上司や周囲の助言をなかなか受け入れません。
その上、因子Coの点が高い場合は、人への警戒心が強く、相手を受け入れません。
組織内では意見の衝突が起こり、問題の人となります。
また、因子Agの点が高いと、独善性が強まります。
頭ごなしの指導は逆効果でしょう。

上司(指導側)が、どれだけ人間関係を深められるかが鍵です。
指導側のリーダーシップ性、感化力が強ければ、その助言に従うようになっていきます。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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組織の一員として好まれる人材はC型の人です

YG性格検査を活用すると社員一人一人を適材適所に配置できます。
その人に適した仕事を与えることによって、組織全体がバランス良くなり、ムダのない働きが利益を生み出します。

情緒面が安定し、組織の一員として好ましい人材は、YG性格検査の型判定(A型、B型、C型、D型、E型)のうち、C型・C準型の人です。
C型・C準型は因子全体の点が低く、プロフィール図が左に片寄っています。
特に行動といわれる因子Ag因子G因子R因子T因子A、の点が低いです。

このタイプの人は、情緒は安定していますが、消極的で、従順、温厚です。
人が敬遠する仕事も不平など一切言わないでやってくれます。
みんなが嫌がる仕事を引き受けてくれる人

繰り返しの単純作業は十分できるし、忍耐強く、継続して仕事をやってくれるので、安心です。(現場作業職に向く人
また、従順なので、指導がしやすいところもあります。

ただ、C型の人は、「はい、はい」と肯定的に答えても心の中では「いいえ」の場合があるので注意してください。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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営業職、管理職の育成

YG性格検査を活用すると仕事の成果をあげるための適切な指導ができます。
営業担当者や管理者には、

  • 主体性(積極性、やる気)があって意欲性が高い
  • 行動力がある
  • 熟慮的(計画性)である

ことが望まれます。
この3要素が揃うように指導します。
主体性があって意欲に満ちた人は問題意識が高く、現状を改善しなければならないと考えるからです。
つまり、自分であるべき姿のイメージが描けるように指導します。

成果を出せる力を持っている人の中でも、YG性格検査のB型の人への指導は難しいところがあります。
B型の人は情緒が不安定だからです。
特に、因子C因子Nの点が高く、因子Oも点が高いと独善的な人です。
仕事を良くやり、できる人ですが、人間関係はうまくいかないため、組織ではトラブルを発生しやすいタイプです。
このタイプの人には、自己の特性を自ら知り、コントロールできるように指導します。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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情緒不安定で消極的な社員の育成について

情緒が不安定で消極的な人は、YG性格検査の結果、型判定(A,B,C,D,E)がE型・E準型が該当します。
このタイプの社員の育成、指導には十分な配慮が必要です。

意欲性(主体性)の因子Agの点が低く、おとなしい人です。
情緒不安定なところはB型と同じですが、B型と違って因子Agから因子G、因子R、因子T、因子A、因子Sの点が低い人です。寡黙で、コツコツと仕事はしますが、積極性がありません。自分の気に入ったことは没頭しますが、気に入らないと速度が落ちたり、手を休めたりします。

また、因子Oの点が高いと、空想的世界に入って、他人を寄せ付けないところがあります。自分の専門分野には詳しく饒舌になり、周りのことが見えなくなるほど話します。

このような人には、育成する前に、話を十分に聴き、感情移入によって相手を理解し、受容してあげることが大事です。思いやりを先に持ち、信頼関係の上でなければコミュニケーションが進みません。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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A型(平均型)の人の育成ついて

YG性格検査の検査結果がA型の人は、プロフィール図の情緒因子、客観的因子、行動特性因子、人間関係因子が中央に集まる人で、中庸(ちゅうよう)の人と呼びます。A型は平均的でこれっといった特徴が少なく、ずば抜けた積極性、行動力、思考、外交性、リーダー意識には至りません。特徴として言えることは情緒安定性のバランスが取れている人が多いことです。
ですから逆に突出している因子の関係をよく見ます。突出した因子を見つけて、その因子が意欲性、行動の活発性、熟慮的であれば、その長所を伸ばすように指導をしてください。
逆に、因子Tの点が他より高い場合や、因子Rの点が他より低い場合などは、その弱みを克服するように指導します。
検査後の行動、人間関係などをよく観察し、判定との差異をよくチェックしてください。これを繰り返していくと診断力を高めることにもつながります。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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性格のバランスがよくない人がわかります

YG性格検査の結果、型判定を行うと典型的なA型,B型,C型,D型,E型以外にそれぞれに準ずる準型や混合型の人がいます。
準型は典型的な型から性格特徴がやや薄くなった型です。混合型はA型ともう1つの型が混じっているタイプです。そのような人の中にはYG性格検査の結果を表すプロフィール図を見ると左右に大きく振れて、プロフィールの形状がギザギザになっている場合があります。これは性格の中に葛藤がある表れです。その人の性格の因子間に不一致があり、その度合いの状態を表していると思われます。

人材を採用する場合は、YG性格検査の結果がノコギリ刃のようなギザギザしたプロフィール図の人には注意して充分な面接が必要です。
社員の場合は、その原因を見つけてカウンセリング(聴く姿勢で説教しない)によるフォローアップをしてください。本人に気づきを持ってもらう必要があります。

YG性格検査を利用すれば、このプロフィール図の形状から被検査者の性格のバランスが良くない状態にあることが判別できます。これはYG性格検査の優れた特徴です。このことはYG性格検査の専門用語では内的整合性と言い、J.P.ギルフォード教授の草案になるものです。これを現著者の先生方は日本人に適合するようにYG性格検査をつくられました。

(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

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