採用基準が求められる理由

新しい人材を採用するということは簡単なことではありません。

会社にとって、組織にとっては、経営を左右するほど大きな課題です。
では、どのような採用をされていますか?
例えば、

  • 応募者の中では一番良い人を採用した。
  • 面接の対応や経歴で判定した。
  • 求める人物像が曖昧なままで採用した。

など、応募者の中から良い人を採用する方法をとられていないでしょうか。
当然といえば当然の方法ですが、この採用方法では理想の組織となるかは運次第でしょうか。
採用者の入社後の働きぶりがわからないからです。
一度に多くの人を採用した時代はこれでも通用したかもしれません。
これからの採用は「採用基準をクリアしている人を採用する」ことが求められます。
企業や団体に採用する判定基準があれば、理想の組織になるばかりではなく、採用にかかる負担も軽減されます。
せっかく採用しても必要とした人材でなければ、また、すぐ辞められてしまったら、費用がかかるばかりです。

「採用基準をクリアしている人を採用する」ことは、自社で始めることができます。
すぐにできる採用基準のつくり方はこちらをご覧ください。>>続き

すぐできる採用基準のつくり方

これからの人材採用には採用基準が必要です。
応募者の中から良い人を採用するのではなく、自社の採用基準をクリアしている人を採用する必要があります。
ではどのようにして、採用基準をつくったらよいのでしょうか。

1.求める人物像をえがくこと

職種ごとに必要とするまたは不必要な技術、性格、特性を書き出します。

例えば 医療機械メーカーA社の営業担当者の理想像をあげれば、
計画性・積極性・行動力・協調性・客観性・明朗さを兼揃えた人

電子部品メーカーB社の製造担当者の理想像をあげれば、
行動力・冷静さ・慎重さ・柔軟性を兼揃えた人

専門クリニックC病院の受付担当者の理想像をあげれば、
明るさ・正確性・柔軟性・協調性・客観性を兼揃えた人

といったように自社の求める人物像をイメージしてください。

2.現在の社員から理想像をつかむ

どこの会社でも優秀な社員がいます。また、それとは逆にもっと成長して欲しい社員もいるでしょう。
優秀な社員はどのような特性をもっているのか、YG性格検査を利用して優秀な社員の適性、共通点を洗い出すことで採用基準がみえてきます。
また、自社の組織風土にあう人がみえてきます。
このように社員の共通点を導くにも、その採用基準に応募者を照らし合わせるにも、人を客観的な視点で見極めることが欠かせません。
その測定のツールとして、客観的に12の視点から測定できるYG性格検査を適性検査として利用されることをおすすめいたします。

みんなが嫌がる仕事を引き受けてくれる人

ある中小企業から採用のためにYG性格検査の診断の依頼を受けました。
診断の結果はYG性格検査のC型【平穏型】に当てはまる人でした。

平穏型とは温順寡黙の人

穏やかで情緒が安定していて
順応性や客観性、堅実性が高く
正確性が求められる仕事に適しています。

内向的な性格で活動は受動的で控えめ特徴をもっています。
一言で平穏型と申しても、いろいろ人がいます。

この人の場合は 客観性があり、誰に対しても分け隔て無く協調的に接することはできますが、社交性が弱く、人の上に立ちたくない思いがあります。
また、仕事への取組みは消極的・依存的で自発性に乏しく、決断力にも欠けていて、妥協しやすく、周りに順応した考えをする人です。

そのため、YG性格検査の結果からは、採用はあまりお薦めしないと社長さんに伝えたところ、
「そんな人を探していた。作業工程にどうしても、みんなが嫌がるきつい仕事があって、なり手がなかったから、いい人材が見つかった。」 と喜んでおられました。

確かに この人は、繰り返し作業、業務職に向いていて、 文句も言わずに黙々と働くタイプです。
最近、学生たちが「ブラック企業」と呼んでいる会社に 就職してしまったら、過労死してしまうかもしれません。
もちろんこの中小企業は社長さんの人情も厚く、社員一人一人を気にかけておられてますから、きっとフォローもされておられることでしょう。
つくづく、企業はいろんなタイプの人で成り立っていることを感じました。

人材の採用にはまず、理想となる社員像をつくることが大事です

今の社員から理想像をつかむ

優秀な社員はどのような特性をもっているのでしょうか。
観察していれば、いくつか特性がみえてきますが、データを集めるとなると客観的な判定が必要です。
そこでYG性格検査を使ってみていきましょう。
YG性格検査は30分足らずの検査時間、手元で判定できる性格検査です。
1件当たりの費用もわずか231円(税別)です。詳しくはこちらをご覧ください。
YG性格検査で何がわかる

YG性格検査を使って、営業成績をあげている人を判定した事例です。

pro_ag0

YG性格検査を行うとその結果から上記のようなプロフィール図(グラフ)をえがくことができます。
まず、上段に注目してください。情緒面がわかります。
この方は中央やや左よりに集まっていることから、楽天的で明るく冷静で、自信もある情緒の安定した人だとわかります。
下段をみるとこの方の行動性格がわかります。中央右よりに集まっています。
勝ち気で負けず嫌いで他の人の協力を仰ごうとしない所もありますが、意欲的・主体的で、行動が活発で決断も速いと仕事のできる三拍子が揃っています。
また、熟慮的な行動も取ります。やや空想的・感情的なところもあります。
協調性が弱い自己中心的な方ですから、営業リーダーになってもらうには育成が必要でしょう。
このようにして、優秀な社員のデータを集めていくと、自社に必要とする人材を描いていくことができます。

YG性格検査は型判定だけで判断するのは危険です

YG性格検査を実施すると大きく5つの型(A型・B型・C型・D型・E型)に判定できます。
採用に利用する時にこの型だけで判定するのは危険です。

判定はプロフィール図(グラフ)から読み解く

先日も、弊社に診断依頼をされたお客様から問い合わせがありました。

問い合わせ内容は
「型判定はD型(管理者タイプ)となっているのに、適性判定では リーダーと管理者の適性が5段階判定で『1』しかないのはどうしてか」と言うことでした。

確かに型判定では管理者タイプのD型となっています。これは情緒が安定し、社会適応性があるタイプを指しています。
しかし、必ずしもD型の人がリーダーシップをとるタイプではありません。D型の中にも消極的な人も多くいます。
リーダーシップのある管理者向きの人をお探しなら、プロフィール図(グラフ)から判定していただく必要があります。

リーダーシップのある人とは

積極的な人

積極性・消極性は、12個の因子のうち「Ag」の位置から判ります。

行動力のある人

気持ちは積極的でも行動が伴わない人もいます。
これは因子Agと因子Gの位置関係から判ります。

行動特性を見る

プロフィール図から計画性のある人・ない人を読み取ります。行動特性が 熟慮型・果断型・順応型・衝動型 のいずれであるかが判定基準です。これは因子G、因子R、因子Tの位置関係から判ります。

順応型や衝動型の人はリーダーシップを取ることや管理することには向きません。
YG性格検査の判定結果がD型の人の中にも順応型、衝動型の人がいます。採用・配属には注意してください。
詳しくは書籍「YGテスト入門」で解説しています。

 

webbanner

営業職向きの人かどうかはYG性格検査でわかります

YG性格検査の検査結果から最も明確にわかるのは営業職向きの人です。
業績の上げられるかどうかは、100%近い割合でわかります。
これはYG性格検査を実施したプロフィール表(グラフ)から読み取ることができます。
営業職はD型典型の人であることが好ましいのですがそれだけでは大まかすぎます。
さらに12の尺度、プロフィール表の1つ1つの座標位置から読み取ります。
つまり、D型だから営業職向きというわけではありません。

まずは情緒が安定しているかを見ます。
YG性格検査のプロフィール表の上から4つは情緒特性を表す因子D,C,I,Nです。
この座標が左寄り(2~3ゾーン)に集まっていること、
さらにD,C,I,Nの微妙なバランスもあります。
この4つの座標の位置関係も見ます。
graph01(上からD,C,I,N)
4つの内、CとNが右に寄っているかです。
つまり、Cが左に寄りすぎると冷静過ぎて、営業に必要な人情味が薄れますし、Nも落ち着きを過ぎて無神経、鈍感さが出てきます。
(詳しくはYGテスト入門の4つの性格特性に掲載)

次にYG性格検査のプロフィール表の下段にある行動特性を表すAg,G,R,Tを見てみましょう。
graph02(上からAg,G,R,T)
この4つが右寄り(4~5ゾーン)にあること、さらに4つの位置関係を見てみますと G,R,Tの座標の位置関係がG>R>Tであることが最も望ましいでしょう。
それは計画性を判断するのにGを基点に見るからです。
この並びの人は熟慮型を表します。
行動力を示すGの座標が5のゾーンであれば、なお望ましいでしょう。
(詳しくはYGテスト入門 の4つの特性、応用編:適材適所の営業職の項に掲載)

 

webbanner

YG性格検査は成果をあげている営業マンの適性がわかる

以前にも、営業職の適性を取り上げたことがありますように、 確かに営業職の適性はYG性格検査でわかります。
さらに今回は高い業績を上げている営業マンについてです。
YG性格検査の結果、営業職の適性があってもなかなか成果が出ない人が、中には おられます。
その理由はいくつかあるでしょうが、その1つに知能面があげられます。
営業の仕事は、戦略を立てることが必要ですし、 相手の先を読むことが求められます。
この能力は知能と大いに関係があります。

では、知能(IQ値)はどのくらいがよいのか?
これには、定義はありません。
お薦めできるのは、企業毎に自社の規定を決めることです。
ある企業では、社員の知能検査を行い、実際に成果をあげている営業マンから、採用基準値を設定しています。
必ずしも知能が高ければ、それと比例して業績も上がるわけでもありません。
高知能者になると今度は、思考が深くなり過ぎ、行動が遅くなる傾向があります。
高知能者はじっくり深く考える開発職、研究職などをお薦めいたします。

知能については、残念ながらYG性格検査で知ることができません。
その方の教育環境、生活環境などの影響をほとんど受けない検査方法によって測定できる知能テスト、キャッテルCFIT知能検査がおススメです。

chinokensa

サービス職の採用にYG性格検査を利用すれば適性のある人がわかる

サービス職は実に広範囲な職業です。
売店員、販売外交員、保険外交員などの営業を兼ねたサービスもあれば、ホテルやショッピングセンターなどでの接客、理容師や美容師、ホームヘルパーなど技術をサービスする仕事もあり、その内容は様々です。
共通することは、おもに個人を対象にサービスを提供する、従事していることです。
現代日本においてはモノを作る仕事より、サービスを提供している人の方が多いのではないでしょうか。
このサービス職には訓練が必要ですが、やはり性格の向き不向きがあります。
サービスは人と接する仕事ですから、心からのサービスがなければお客さまを感動させることはできませんし、本人にとっても大変なストレスを抱える仕事になります。
では、どのような人が向いているのでしょうか。

  • 人に対してわだかまりのない人
  • 明るい人
  • 楽しい人
  • 親切な人

がサービス職に向いています。このような性向の人をYG性格検査を実施することで明らかになります。

YG性格検査の12の視点のうち、特に次の4つの項目に注目します。
活動性・のんき性・社会性・支配性

サービス職に向く性格を備えた人を企業が育成することで、すばらしいサービスマンを生むことができます。
そして、何よりもその人自身がYG性格検査から自分の性格を客観的に知り、自ら目標を立てることによって、長所をのばすことが必要です。
そうなれば、その人自身も職場も活き活きとした働きの場となって成長します。
(長谷川好宏著 「YGテスト入門」より)

 

webbanner

YG性格検査を活用した 研究・技術・開発職の採用

採用などの面接では、消極的にみえて印象のよくない方がおられます。
YG性格検査の型判定(15種類に分類)では主にE型=異色型・寡黙の人と判定されるグループの方に多く見られます。

情緒が不安定で、非活動的な方で、ちょっと一般常識からずれていて、と採用に敬遠されがちなタイプです。
しかし、このタイプの方の中には、創造性が豊かで、優れたユニークな発想をされる方がおられます。
芸術や技術的な才能を持っている方も多く、その能力を活かした職種に就くと、才能を発揮し、成果をあげることもあります。
思考性が内向きだからこそ、一つのことに集中し、深く思考できる適性があります。
その反面、人とのコミュニケーション、社交性を苦手とし、不都合があると自分のうちに閉じこもってしまいます。
ですから、その方のもつ才能が社会で活かされてないことが多いようです。
このような人こそ、これから発展、飛躍しようとしている企業、常識に囚われない新しいアイデア、技術の開発を目指す企業には必要な人です。
ただし、研究、開発など知的作業に携わる方には、一般よりも高い知能レベルが求められますので、YG性格検査とあわせて、キャッテルCFIT知能検査をされることをお勧めいたします。

外国人の採用には言語を問わない知能テストがおすすめ

近年、外国人を雇用する企業が増えています。
企業規模に関係なく、外国人が働いている姿をよく見かけるようになりましたし、街中でも小売店や飲食店で外国人の店員が対応してくれることも珍しくなくなりました。
企業では外国人研修制度を活用して、外国人を研修生として受け入れ、仕事に従事してもらうケースが多いようです。
弊社は経営コンサルティング会社として企業訪問をすることも多いのですが、中国人、ベトナム人、フィリピン人、タイ人といったアジア圏の方々の働く姿をよく見かけます。
経営者側に様子を訊ねると日本人よりもモチベーションが高いという評価や職場の活性化にもつながっているといった感想をいただくことが多いです。
一方で文化や言葉の違い、生活面へのケアも必要といった苦労もあるようです。

外国人向けの適性検査

そんな中、外国人向けの適性検査はないかというお問合せも増えています。 弊社では外国人にも利用できるキャッテルCFIT知能検査をお奨めしています。
キャッテルCFIT知能検査は、もともとアメリカで開発され、北米やヨーロッパを中心に世界で活用されている知能検査で、言語を活用した問題が含まれない「非言語的知能検査」のため、日本人以外にも外国人にも利用することができます(※)。
また、キャッテルCFIT知能検査は、言語以外にも生活環境や学習環境による影響をほとんど受けない純粋知能を測定する検査として、本人の潜在能力や将来性を見ることのできる知能検査として世界で進路指導や企業の採用試験で利用されています。

※外国人への利用の際の注意

検査の実施方法

検査用紙(手引き・採点盤を含む)があれば、外国人も検査を受けていただくことが可能ですが、検査の説明及び進行は外国語でしていただく必要があります。
そのため、手引書に記載の検査指示の内容を訳して説明できる進行役が必要です。

スケール2とスケール3の選択

キャッテルCFIT知能検査は検査を受ける人の対象別にスケール2とスケール3の2種類の検査用紙があります。

  • スケール2:小学生(7歳)から成人(成人の中でも特に高齢者)
  • スケール3:中学生(13歳)から成人

各国の一般的な教育を受けている学生や就労している成人であればスケール3をご利用ください。
成人の方でも小学校程度の教育しか受けていない場合や、高齢であったり、また就労から長く離れている人を集団で検査する場合、スケール3では、全体的に低得点となり個々の知能の差が正確に表れないケースがあります。
(スケール2とスケール3の結果を混在して比較することができませんのでご注意ください。)